ぞら)” の例文
これから、この文句もんくは、なが北国ほっこくのこって、子供こどもたちが、いまでも夕焼ゆうやぞらると、そのうたをうたうのであります。
北の不思議な話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まだ二時半前やつまへだのに、あをくあせた門柱もんちうつて、夕暮ゆふぐれらしく、くもぞらあふぐも、ものあはれ。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そして、いつしか二人ふたりは、あか夕焼ゆうやぞらなかはいってしまったゆめました。
金の輪 (新字新仮名) / 小川未明(著)