“空嘯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そらうそぶ74.6%
うそぶ15.9%
そらうそ3.2%
そらぶ3.2%
うそ1.6%
そらうそふ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実に乱暴な話で、他から注意されると、何にたかが山の名ではないかと空嘯そらうそぶくに至っては、言語道断、沙汰の限りというきであろう。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「きょうのおさかなはいきがいいね」と祖母は叔母に、空嘯うそぶいて話しかけた。……私の言葉が祖母の耳には這入らないかのように……。
出し給へ此上なほも爭ひ給はゞ外に致し方これ有りと申しけるに昌次郎はなほ空嘯そらうそふき我等は然樣さやうおぼえもなくことにお前は何處の人か終にあうたることもなしコリヤ傳吉と申し合せ我等へ遺趣ゐしゆてもあるかして罪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何条もって耐るべき大切の商売物、肉は崩れ、骨は飛び、一瞬にしてめちゃめちゃになってしまうのだったが、こうでもしなけりゃ俺夜っぴて寝られねえものと平気で空嘯そらぶいていた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
長庵は横目よこめでジロリとなが空嘯そらうそふけば十兵衞は何れ歸村きそんを致せし上御禮の仕樣もありぬべしとちかしき中にも禮義れいぎを知る弟が心ぞしほらしき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)