“挾”のいろいろな読み方と例文
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読み方割合
はさ85.0%
さしはさ8.4%
はさま1.8%
さしは0.9%
さしはさん0.9%
は0.9%
はさみ0.9%
さ0.4%
ばさみ0.4%
わきばさ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいていは鰯(いわし)の頭、髪の毛などを小さな串のさきに挾(はさ)んで、ごくざっと炙(あぶ)ったもので、これを見ると鬼が辟易(へきえき)して入って来ぬという。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
苟(いやしく)も歴史家たる身分に負(そむ)かないやうに、公平無私にその話をするだらうと云ふことには、恐らくは誰一人疑を挾(さしはさ)むものはあるまい。
十三時 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
なぜと言って今日でさえ、我々の詩人と小説家との間には、どうしても理解できない或るものが挾(はさま)っているから。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
怪談か美談か、兎(と)もかくも一説として掲げて置く。勿論、南北翁の傑作に対して異論を挾(さしは)さむなどと云うわけでは決して無い。
四谷怪談異説 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
此妓(ぎ)どもを養(やしな)ふ主人(あるじ)もこゝに来(きた)り居(ゐ)て、従(したがへた)る料理人に具(ぐ)したる魚菜(ぎよさい)を調味(ていみ)させてさらに宴(えん)を開(ひら)く。是主人(このあるじ)俗中(ぞくちゆう)に雅(が)を挾(さしはさん)で恒(つね)に文人(ぶんじん)を推慕(したふ)ゆゑに、是(この)日もこゝに来(きた)りて余(よ)に面識(めんしき)するを岩居(がんきよ)に約(やく)せしとぞ。
俺は両側を二人の特高に挾(は)さまれて、クッションに腰を下した。これは、だが、これまでゞ何百人の同志を運んだ車だろう。俺は自分の身のまわりを見、天井を見、スプリングを揺すってみた。
独房 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
図505と図506とは、K夫人の横と後とである。後を向いた方では、髪が鋭い竜骨をなしているが、これは鯨鬚(くじらのひげ)又は鉄製の挾(はさみ)でその位置に保たれる。
弓矢を持って居るもあれば鉄砲ばかりを持って行く兵士もある。で鎧(よろい)兜(かぶと)の上にはいずれも一人一本ずつ銘々(めいめい)色変りの小旗を挾(さ)してごく綺麗(きれい)な装束です。むしろ戦場に臨んで戦争をやるというよりは
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
傍に置いて、三吉が何か為(し)ようとすると、お房は掛物を引張る、写真挾(ばさみ)を裂く、障子に穴を開ける、終(しまい)には玩具(おもちゃ)にも飽いて、柿の食いかけを机になすりつけ、その上に這上(はいあが)って高い高いなどをした。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一群の老若男女ありて奔(はし)り逃れんとす。左に嬰兒を抱き、右に裹(つゝ)みを挾(わきばさ)める村婦の、且泣き且走るあり。われは財嚢(ざいのう)を傾けてこれに贈りぬ。