“銘々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めいめい61.7%
めい/\38.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで彼女は、ほっとしたように急いで、主館おもやの方へ引返ひっかえして行った。そして間もなく私達は物置の中へはいって、銘々めいめいに秤へ懸りはじめた。
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
やがて、銘々めいめい発見されて、あとは彼一人になったらしく、子供達は一緒になって、部屋部屋を探し歩いている気勢けはいがした。
お勢登場 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
遠くの呼鈴ベルが鳴つた。間もなく三人の婦人がこの室に這入つて來た。銘々めい/\卓子テエブルについて座をめ、ミラア先生は四番目の空席くうせきに腰を下した。
「若い女が多勢居て、銘々めい/\自分だけ良い子にならうと辯じ立てるから、手の付けやうがねえ。親分の前だが、女は苦手だね」