トップ
>
小
>
ちつ
ふりがな文庫
“
小
(
ちつ
)” の例文
「
此人方等
(
こちとら
)
は、
実
(
み
)
の
成
(
な
)
る
奴
(
やつ
)
か、
食
(
く
)
へるんでなくつては、
黄色
(
きいろ
)
いのも、
青
(
あを
)
いのも、
小
(
ちつ
)
こいものを、
何
(
なん
)
にすべいよ。」
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
いまだからそんな
口
(
くち
)
もきけるんだ。
此
(
こ
)
の
尼
(
あま
)
つちよめ!……
貴樣
(
きさま
)
が
花
(
はな
)
だつた
時分
(
じぶん
)
ときたらな……どうだい、あの
吝嗇
(
けち
)
くせえ
小
(
ちつ
)
ぽけな、
消
(
け
)
えてなくなりさうな
花
(
はな
)
がさ。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
段々
(
だら/\
)
下
(
お
)
りの
谿底
(
たにそこ
)
に、
蹲踞
(
しやが
)
むだやうな寺の建物が見え、其の屋根を見渡しに、ずつと向うの
山根
(
やまね
)
に
小
(
ちつ
)
ぽけな田舎家が
零
(
こぼ
)
れたやうに
散
(
ちら
)
ばつてゐて、
那様
(
あんな
)
土地
(
ところ
)
にも人が住むでゐるのかと思はしめる。
茸の香
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
八九年
前
(
まへ
)
のこと、
私
(
わたし
)
がまだ
母様
(
おつかさん
)
のお
腹
(
なか
)
ん
中
(
なか
)
に
小
(
ちつ
)
さくなつて
居
(
ゐ
)
た
時分
(
じぶん
)
なんで、正月、春のはじめのことであつた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「おお、すんでのところ。
小
(
ちつ
)
ぽけでも、たつた一つきやねえ
生命
(
いのち
)
だ。
危
(
あぶな
)
い。あぶない」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
▼ もっと見る
のはうづに
大
(
おほ
)
きな
犬
(
いぬ
)
なので、
前足
(
まへあし
)
を
突張
(
つツぱ
)
つて
立
(
た
)
つたから、
脊
(
せ
)
は
小
(
ちつ
)
ぽけな、いぢけた、
寒
(
さむ
)
がりの、ぼろツ
兒
(
こ
)
より
高
(
たか
)
いので、いゝ
氣
(
き
)
になつて、
垢染
(
あかじ
)
みた
襟
(
えり
)
の
處
(
ところ
)
を
赤
(
あか
)
い
舌
(
した
)
の
長
(
なが
)
いので、ぺろりとなめて
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“小”の意味
《名詞》
(ショウ)ちいさいこと。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
“小”を含む語句
小便
小女
小刀
小屋
小僧
小路
小児
小舟
小童
小人
小竹
矮小
小兒
小娘
小角
小波
小野
小説
小婢
小字
...