“垢染”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかじ80.8%
あかじみ15.4%
あかぞめ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女の方は二十前後の若い妻らしい人だが、垢染(あかじ)みた手拭(てぬぐい)を冠(かぶ)り、襦袢肌抜(じゅばんはだぬ)ぎ尻端折(しりはしょり)という風で、前垂を下げて、藁草履(わらぞうり)を穿(は)いていた。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そのうち磯が眠そうに大欠伸(おおあくび)をしたので、お源は垢染(あかじみ)た煎餅布団(せんべいぶとん)を一枚敷いて一枚被(か)けて二人一緒に一個身体(ひとつからだ)のようになって首を縮めて寝て了った。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
一巻のブックを懐(ふところ)にして、嘉平治平(かへいじひら)の袴(はかま)の焼海苔(やきのり)を綴(つづ)れる如きを穿(うが)ち、フラネルの浴衣(ゆかた)の洗ひ曬(ざら)して垢染(あかぞめ)にしたるに、文目(あやめ)も分かぬ木綿縞(もめんじま)の布子(ぬのこ)を襲(かさ)ねて、ジォンソン帽の瓦色(かはらいろ)に化けたるを頂き
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)