“貴樣”のいろいろな読み方と例文

新字：貴様

読み方	割合
きさま	70.0%
あなた	20.0%
おまへ	10.0%

きさま

大和尚（だいおしよう）大笑（おほわら）ひに笑（わら）ひすてゝ、默（だま）つて居（ゐ）ろ、默（だま）つて居（ゐ）ろ、貴樣（きさま）などが知（し）らぬ事（こと）だわとて丸々（まる／＼）相手（あいて）にしては呉（く）れず、朝念佛（あさねんぶつ）に夕勘定（ゆふかんぢよう）

たけくらべ (旧字旧仮名) ／ 樋口一葉(著)

あなた

『此兒（このこ）を私（わたし）の弟子（でし）にするといふのですか貴樣（あなた）は？　途方（とはう）もないこと、此兒（このこ）が私（わたし）の師匠（しゝやう）だ、私（わたし）が此兒（このこ）に習（なら）いたい位（くらゐ）だ！』

怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) ／ 国木田独歩(著)

おまへ

揉（もま）せ呉んと一同にて仕組（しくみ）しことゆゑ千太郎の云ふ事を少しも聞入（きゝいれ）ず御養父が若（もし）分（わか）らぬ叱言（こごと）を言れなば仲間一同にて引受（ひきうけ）貴樣（おまへ）に御迷惑（ごめいわく）は懸（かけ）まじ一年に唯（たゞ）一度の參會故夫を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

貴	常用漢字 小６ 部首:⾙ 12画
樣	部首:⽊ 15画