“丸々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まる/\60.0%
まるまる40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大和尚(だいおしよう)大笑(おほわら)ひに笑(わら)ひすてゝ、默(だま)つて居(ゐ)ろ、默(だま)つて居(ゐ)ろ、貴樣(きさま)などが知(し)らぬ事(こと)だわとて丸々(まる/\)相手(あいて)にしては呉(く)れず、朝念佛(あさねんぶつ)に夕勘定(ゆふかんぢよう)
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
下(お)りざまに、おゝ、一手桶(ひとてをけ)持(も)つて女中(ぢよちう)が、と思(おも)ふ鼻(はな)のさきを、丸々(まる/\)とした脚(あし)が二本(にほん)、吹(ふ)きおろす煙(けむり)の中(なか)を宙(ちう)へ上(あが)つた。すぐに柳川(やながは)が馳違(はせちが)つた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
剪刀(はさみ)が一所(いっしょ)になつて入つて居たので、糸巻の動くに連れて、夫(それ)に結(いわ)へた小さな鈴が、ちりんと幽(かすか)に云ふから、幼(いとけな)い耳に何か囁(ささや)かれたかと、弟は丸々(まるまる)ツこい頬(ほお)に微笑(ほほえ)んで、頷(うなず)いて鳴(なら)した。
蠅を憎む記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
男は幾分うるさそうに、丸々(まるまる)と肥った、口髭(くちひげ)の短い、活動家らしい頭を擡(もた)げた。
母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)