“一手桶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとておけ50.0%
ひとてをけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤助はかねての打合せの通り死骸を引っ担いで沓脱くつぬぎの上に置き、水を一手桶ひとておけ持出して、生垣を洗った、——そっと横町の星野門弥のところへ忍び、大病人の枕元から刀を盗んで来た。
りざまに、おゝ、一手桶ひとてをけつて女中ぢよちうが、とおもはなのさきを、丸々まる/\としたあし二本にほんきおろすけむりなかちうあがつた。すぐに柳川やながは馳違はせちがつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)