“小兒”のいろいろな読み方と例文
新字:小児
読み方割合
こども71.8%
せうに10.3%
ちツさい5.1%
がき2.6%
こせがれ2.6%
こぞう2.6%
ちいさい2.6%
ちご2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐ前(まへ)の、鉢(はち)ものの草花屋(くさばなや)、綿屋(わたや)、續(つゞ)いて下駄屋(げたや)の前(まへ)から、小兒(こども)が四五人(しごにん)ばら/\と寄(よ)つて取卷(とりま)いた時(とき)、袖(そで)へ落(おと)すやうに涼傘(ひがさ)をはづして
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
妻(つま)も唯(たゞ)一人(ひとり)の兄(あに)であれば、能(あた)ふ事(こと)なら自(みづか)ら見舞(みまひ)もし、久(ひさし)ぶりに故山(こざん)の月(つき)をも眺(なが)めたいとの願望(ねがひ)、丁度(ちやうど)小兒(せうに)のこともあるので、然(しか)らば此(この)機會(をり)にといふので
今は何處に家を持つて、お内儀さんも御健勝(おまめ)か、小兒(ちツさい)のも出來てか、今も私は折ふし小川町の勸工場見物(み)に行まする度々、舊のお店がそつくり其儘同じ烟草店の能登(のと)やといふに成つて居まするを
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
誰(だれ)だと思(おも)ふ、嚊(かゝあ)が長(なが)の煩(わづらひ)でなけりや、小兒(がき)なんぞ連(つ)れちや來(こ)ねえ。恁(か)う、奴(やつこ)、思切(おもひき)つて飛込(とびこ)め。生命(いのち)がけで突入(つツぺえ)れ! 汝(てめえ)にや熱(あつ)いたつて、父(ちやん)にはぬるいや。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
勇(ゆう)拔群(ばつくん)の小兒(こせがれ)なり、尋常(なみ/\)なる鬼胎(おにのはら)より出(い)で
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
とばかりで、小兒(こぞう)を、其(そ)の、せめても雫(しづく)に遠(とほ)い左(ひだり)の方(はう)へ、腕(かひな)を掴(つか)んで居直(ゐなほ)らせた。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
月給(げつきう)の八圓(ゑん)はまだ昇給(しようきう)の沙汰(さた)も無(な)し、此上(このうへ)小兒(ちいさい)が生(うま)れて物入(ものい)りが嵩(かさ)んで、人手(ひとで)が入(い)るやうに成(な)つたら、お前(まへ)がたが何(なん)とする、美尾(みを)は虚弱(きよじやく)の身體(からだ)なり、良人(おつと)を助(たす)けて手内職(てないしよく)といふも六ツかしかるべく
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
小兒(ちご)に添(そ)へ乳(ぢ)の美(うつ)くしきさま見(み)るべきを、格子(かうし)の外(そと)より伺(うかゞ)ふに燈火(ともしび)ぼんやりとして障子(しようじ)に映(うる)るかげも無(な)し、お美尾(みを)お美尾(みを)と呼(よび)ながら入(い)るに、答(こた)へは隣(となり)の方(かた)に聞(きこ)えて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)