“對坐”のいろいろな読み方と例文
新字:対坐
読み方割合
さしむかひ33.3%
たいざ33.3%
むかひ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初(さいしよ)から二人(ふたり)對坐(さしむかひ)で、人交(ひとまぜ)もせぬで何(なに)か睦(むつ)まじさうに話(はなし)をして居(ゐ)たが、皆(みんな)がわい/\言(い)つて立騷(たちさわ)ぐのを見(み)ようともせず、まるで別世界(べつせかい)に居(ゐ)るといふ顏色(かほつき)での。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「是(これ)は僕(ぼく)の妹(いもと)だ」といふ言葉(ことば)を用(もち)ひた。宗助(そうすけ)は四五分(ふん)對坐(たいざ)して、少(すこ)し談話(だんわ)を取(と)り換(か)はしてゐるうちに、御米(およね)の口調(くてう)の何處(どこ)にも、國訛(くになまり)らしい音(おん)の交(まじ)つてゐない事(こと)に氣(き)が付(つ)いた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
よし人目(ひとめ)には戀(こひ)とも見(み)よ我(わ)が心(こヽろ)狂(くる)はねばと燈下(とうか)に對坐(むかひ)て、成(な)るまじき戀(こひ)に思(おも)ひを聞(き)く苦(く)るしさ、敏(さとし)はじめよりの一念(ねん)を語(かた)り、切(せ)めてはあはれと曰(のたま)へと恨(うら)むに、勿体(もつたい)なきことヽて令孃(ひめ)も泣(な)き
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)