“中止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やめ31.6%
ちうし21.1%
ちゅうし15.8%
ちゆうし10.5%
5.3%
5.3%
よし5.3%
パス5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今のところ食料と飲料水とは「見えぬ恩人」が持って来てくれるので心配する必要はなかったけれど、いつそれが中止やめになるかもしれぬ。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
むをず、まつ東面とうめんはうあなひらかうとして、草原くさはらけてると、其所そこけの小坑せうかうがある。先度せんど幻翁げんおう試掘しくつして、中止ちうししたところなのだ。
をながした以上いじょう大講会だいこうえ中止ちゅうしはやむをえないことだが、徳川家の武士ぶし石見守いわみのかみ家来けらいたちは、まだ騒然そうぜんとむれて、そこをらなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのげんしたがひ、これおこなひしも、冷水浴れいすゐよく永續えいぞくするあたはずして中止ちゆうしするにいたれり。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
とき中止めるは老巧者くろと」ぢゃ。
松田 そんなに御亭主の事が気になるなら、一層今の中止したらどうだい。
とよがかあいそうだからお浪さんを退いてもらおうというかと思えば、もうできそうになると今度アお浪さんがかあいそう! そんなばかな事は中止よしとして、今度はお豊を後釜あとがまに据える計略ふんべつが肝心だ
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「つまり、誰の……誰さまのことをあてつけて……あなたは今……だが、まあ、どうでもいい! くだらないことだ! 後家さんなんだからな! 未亡人なんだからな! 許してやろう……中止パスだ!」