新古細句銀座通しんこざいくれんがのみちすじ
私は明治二十四年に銀座の二丁目十一番地、丁度今の服部時計店のところで生れて、鉄道馬車の鈴の音を聞きながら、青年時代までそこで育って来た。だから銀座のうつりかわりは割合にずっと見て来ている訳であるが、しかし正確なことはもとよりわからない。が、 …
作品に特徴的な語句
ぴら ごく 如何いかが もっとも あなが つの つう 不躾ぶしつ いにしえ 吝嗇けち 如何いかん たび しっ ぎゅう ころも 遊里ゆうり 鎮座チンザオ ゼロ 不図ふと うし 伺候しこう ただ 何故なぜ 余興よきょう しか にわか とも まさ 勿驚おどろくなかれ 半襟はんえり 吹聴ふいちょう なご 咽喉のど うわさ あか 奇警きけい 如何いか 妊婦にんぷ 姑息こそく 嬶殿かかあどの 将棋しょうぎ ひさし いたず 悠々ゆうゆう 慳貪けんどん 憤慨ふんがい おお 木挽こびき くし ほとん ごと 気質かたぎ 河童かっぱ 洒落しゃれ 浴衣ゆかた 灯籠とうろう 煉瓦れんが 目貫めぬき 相殺そうさい 真似まね 真物ほんもの 瞥見べっけん 碁盤ごばん 稽古けいこ 箪笥たんす とう そび 脚気かっけ へそ 艶姿あですがた 著物きもの 薄荷はっか 蝋管ろうかん 行火あんか 行灯あんどん はかま 西瓜すいか 見得みえ かく あつら 足袋たび 達磨だるま くに 酔余すいよ 野暮やぼ はさみ 雑踏ざっとう 風情ふぜい あん 骨董こっとう