鮪を食う話まぐろをくうはなし
東京ほどまぐろを食うところはあるまい。夏場、東京魚河岸で扱うまぐろは一日約一千尾という。秋よりこれからの冬に約三百尾を売りさばくというのであるから、東京のまぐろ好きが想像されようというもの。夏場の千尾は、つまり夏漁が多いのであって、冬の三百 …
作品に特徴的な語句
下手げて 等閑とうかん だい つう 涼風りょうふう から 霜降しもふ そそ 壮年そうねん さか くさ 肉太にくぶと 話柄わへい 血気けっき 薄遇はくぐう 脂身あぶらみ さかな あたり 美味うま 羊羹ようかん たま すじ 砂摺すなず 雉子きじ ひれ あゆ 鬢長びんなが たか 馬力ばりき めし 飛魚とびうお たぐい にぎ 銚子ちょうし 醤油しょうゆ 酒肴しゅこう 通人つうじん けむ 辛味からみ くら 入用いりよう やつ 夏場なつば 台湾たいわん 刺身さしみ 分厚ぶあつ 冬場ふゆば 存外ぞんがい 僅少きんしょう あたい てい 代物しろもの 不味まず 下手へた 上乗じょうじょう 朝餉あさげ 熱飯あつめし 熱燗あつかん 一概いちがい 煎茶せんちゃ 滅多めった 横太よこぶと 木目もくめ 珍重ちんちょう 時分じぶん 断髪だんぱつ ゆえ にぎ 御上おかみ 岸網きしあみ 宮古みやこ