正宗谷崎両氏の批評に答うまさむねたにざきりょうしのひひょうにこたう
去年の秋、谷崎君がわたくしの小説について長文の批評を雑誌『改造』に載せられた時、わたくしはこれに答える文をかきかけたのであるが、勢自作の苦心談をれいれいしく書立てるようになるので、何となく気恥かしい心持がして止してしまった。然るにこの度は正 …
作品に特徴的な語句
あらわ ならび もっとも むな たわむれ ひそか および そしり はや もっぱら 巴里パリー 老耄ろうもう たちまち 一葉いちよう はなはだ 植付うえつ たん ひとり 陣鼓タンブール いと がん しきり すこぶる 筆硯ひっけん 緑雨りょくう やと 禅榻ぜんとう 露伴ろはん 疾病しっぺい 風靡ふうび 馬琴ばきん 鬢糸びんし 魯文ろぶん 満腔まんこう 渾然こんぜん 角々かどかど 見巡みまわ 蚕食さんしょく 蒐集しゅうしゅう 軋轢あつれき 苗木なえぎ 追々おいおい 糊口ここう 邂逅かいこう 聯合れんごう かんが 義人ぎじん ひもと 緻密ちみつ 貼出はりだ 固陋ころう ただ かな 去来きょらい 厭味いやみ 南畝なんぽ 匆々そうそう いきおい 冠冕かんべん まぬか みょう なら にわか あたい 人後じんご 京伝きょうでん うち 三馬さんば 三田みた かならず 気兼きがね 気儘きまま 柳浪りゅうろう 最早もはや 春水しゅんすい 所以ゆえん 志士しし 淫猥いんわい 後塵こうじん もてあそ 弁駁べんばく 市井しせい 小耳こみみ 宿痾しゅくあ よろ 宛然さながら