あめ
子供のときから何かといえば跣足になりたがった。冬でも足袋をはかず、夏はむろん、洗濯などするときは決っていそいそと下駄をぬいだ。共同水道場の漆喰の上を跣足のままペタペタと踏んで、ああええ気持やわ。それが年ごろになっても止まぬので、無口な父親も …
作品に特徴的な語句
あこ あて うち 留置りゅうち 公然おおびら かた うと はず てっ 饅頭おまん あせ きま 相談はなし めん 和尚おっ さん ことわ てき はず 襁褓むつ のう くろず 黄昏たそが 飛田びた さいわ にせ さん 先達せんだっ くら そむ 難波なんば 歴然れきぜん おんな こび ほがら あわただ 火鉢ひばち しゃく 登楼あが 白饀しろあめ まと 皮膚ひふ たらい まぶ 眩暈めまい にら 睫毛まつげ みつ まぶた 矛盾むじゅん あお まつ つつ かけひ はく 箪笥たんす はし 節約しまつ 築港ちっこう すだれ こん つづ 綺麗きれい 綿々めんめん まと 罵倒ばとう 美貌びぼう 耄碌もうろく はら 肢態したい もろ ひざ 臙脂えんじ 自虐じぎゃく 苦々にがにが 草履ぞうり 軽蔑けいべつ 雀斑そばかす 障子しょうじ おちい 追悼ついとう 迂濶うかつ 軽部かるべ 跣足はだし あか 足袋たび やと 転寝うたたね
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