“筧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけひ76.3%
かけい21.6%
とい2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高い山々は雪嵐に包まれて、全体の姿を顕す日もまれだ。小諸の停車場に架けたかけひからは水があふれて、それが太い氷の柱のように成る。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼は部屋の隅にあるかめの水を汲んで、小坂部に飲ませてくれた。その水は天主閣の軒からかけいを引いて、天水を呼ぶのであると教えた。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
其の身其の儘でころりとお休みなさるのでければ、其処に清水をといで引いた井戸がありますから足を洗って此処へお上りなさい、たらいは台所にありますよ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)