“ABC”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
アルファベット28.6%
エービーシー28.6%
アベセ14.3%
アーズブカ14.3%
アーベーセー14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎮子に示された右手のくぐり戸を上げると、その内部の書架には、再装を必要とするものが無雑作に突き込まれていて、ただABCアルファベット順に列んでいるのみだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その八つの希伯来ヘブライ文字を、それぞれに語源をなしている現在のABCエービーシーに変えてゆくと(以下既記の順序どおり)、結局(S. L. Aa. I. H. A. N. T.)
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それでABCアベセの字をおぼえるのにひまはかからなかったけれども、読むことを覚えるのはべつの仕事であった。
しかし、すべての、「ABCアーズブカ、コンムニズマ」の下にエセーニンがあるときまっていない。伸子のところにアーズブカがある。でも、その下にエセーニンはない。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ABCアーベーセーとは、Abaisséアベッセ にして、民衆の意であった(訳者注 両者の音が共通なるを取ったもので、アベッセは抑圧されたるものという意)