“アルファベット”の漢字の書き方と例文
語句割合
ABC100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎮子に示された右手のくぐり戸を上げると、その内部の書架には、再装を必要とするものが無雑作に突き込まれていて、ただABCアルファベット順に列んでいるのみだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ABCアルファベットとも亜剌比亜アラビア文字ともつかぬ日本にない大変な恰好かっこうの片仮名がまじって、おまけにあちらこちら消しだらけなのですから、いくら懐かしがってみても、どうしてもその意味がわからないのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
ほぞより下の影が、差してくる陽に逆らって前方に投影するという文章の解釈は、影——すなわちABCアルファベットの順序を、今度は逆にしろという暗示に相違ないのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
もちろんその中には、現在のABCアルファベットに語源をなすものがある。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)