黒馬こくば)” の例文
人無村ひとなしむらをかけぬけて、渺漠びょうばくたる裾野すそのの原にはいると、黒馬こくばしょうは、くらのうえから声をからして、はげました。あまたけの火はまだ赤々ともえている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)