“黄浦江”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうほこう83.3%
おうほこう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Chin chin Chinaman ——私は暗い黄浦江こうほこうの水に、煙草の吸いさしを拠りこむと、ゆっくりサロンへ引き返した。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
階上にはベランダを廻らした二室があって、その一は父の書斎、一つは寝室であるが、そのいずれからもながらにして、海のような黄浦江こうほこうの両岸が一目に見渡される。
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
するとその翌朝になって帳場のそばの溜まりで、ガルソンから、けさ一人の支那人が宿うちから程遠からぬ所を流れている黄浦江おうほこうの河岸に惨殺されていた、と云う話を聞かされたのです。
象牙の牌 (新字新仮名) / 渡辺温(著)