“黄斑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうはん50.0%
きわだ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ファアウマ(巨漢の妻は再びケロリとして夫の許に戻って来た。)は肩に腫物はれものが出来、ファニイは皮膚に黄斑おうはんが出来始めた。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
そこで滝人は再び口をつぐんで、視線を力なく下に落した。その時、雷雲の中心が、対岸の斑鳩山いかるがさんの真上に迫っていて、この小暗い樹立の中には、黄斑きわだちまけたような光が明滅を始めた。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)