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麈尾
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しゆび
ふりがな文庫
“
麈尾
(
しゆび
)” の例文
朱柄
(
しゆえ
)
の
麈尾
(
しゆび
)
をふりふり、裸の男にたからうとする
虻
(
あぶ
)
や蠅を追つてゐたが、
流石
(
さすが
)
に少しくたびれたと見えて、今では、例の
素焼
(
すやき
)
の瓶の側へ来て、七面鳥のやうな恰好をしながら
酒虫
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
黄色い
法衣
(
ころも
)
を着て、その肩に、縮れた髪の伸びたのを、うるささうに垂らしてゐる。それが、朱柄の
麈尾
(
しゆび
)
を持つたまゝ、のつそり
室
(
へや
)
のまん中に立つた。挨拶もしなければ、口もきかない。
酒虫
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“麈尾”の意味
《名詞》
僧などが持つ払子。元は、虫を払う目的のもの。鹿の群れは大鹿(麈)の尾を振る方向に従うとの説話よりこの名がついた。
(出典:Wiktionary)
麈
漢検1級
部首:⿅
16画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“麈”で始まる語句
麈