麁蝦夷あらえみし)” の例文
近きは熟蝦夷にぎえみし、これは日本に内属し、次は麁蝦夷あらえみしで、最も遠きを都加留つがるというとあって、そのころまでもなお生蕃なる麁蝦夷よりもさらに奥地において
なお久しく麁蝦夷あらえみしすなわち生蕃の住処として遺され、奥州の国府多賀城から、出羽の秋田城に通ずるにも、最上川に沿うていったん西に下り、飽海郡から西海岸を迂回したものであった。
春雪の出羽路の三日 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)