鯉突こいつき)” の例文
帆は切り裂かれても、船は運よく、由良ゆらみさきにも乗りあげずに、鯉突こいつきの鼻をかわして、狂浪に翻弄ほんろうされながら外海へつきだされていた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)