魏収ぎしう)” の例文
魏収ぎしうは魏書を修むるに当つて、多く列伝中人物の末裔を載せ、後に趙翼てうよくの難ずる所となつた。しかし収は曲筆して同世の故旧にわたくししたのである。一種陋劣なる目的を有してゐたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)