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魍魎
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もの
ふりがな文庫
“
魍魎
(
もの
)” の例文
帷帳
(
とばり
)
を周らした中は、ほの暗かつた。其でも、山の
鬼神
(
もの
)
、野の
魍魎
(
もの
)
を避ける為の燈の渦が、ぼうと梁に張り渡した
頂板
(
つしいた
)
に揺らめいて居るのが頼もしい気を深めた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
帷帳
(
とばり
)
を
周
(
めぐ
)
らした中は、ほの暗かった。其でも、山の
鬼神
(
もの
)
、野の
魍魎
(
もの
)
を避ける為の灯の渦が、ぼうと
梁
(
はり
)
に張り渡した
頂板
(
つしいた
)
に揺めいて居るのが、たのもしい気を深めた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
“魍魎”の解説
魍魎(もうりょう・みずは)または罔両、罔象は、山や川、木や石などの精や、墓などに住む物の怪または河童などさまざまな妖怪の総称。
日本では水神を意味する「みずは」と訓じ、この語は他に「水波」「美豆波」「弥都波」などさまざまな漢字で表記される。→ミヅハノメ
(出典:Wikipedia)
魍
漢検1級
部首:⿁
18画
魎
漢検1級
部首:⿁
18画