魂祭タマヽツ)” の例文
五度行うた精霊会が、南北朝の頃には、社会的の勢力を失うて、唯一回の盂蘭盆会に帰趨した痕を示したのであるが、七月の盂蘭盆と十二月の魂祭タマヽツりとは、必古の大祓への遺風であると信じる。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)