“鬼面(きめん)” の例文
鬼面(きめん)人(ひと)を脅(おど)す悪戯(いたずら)っぽい趣味がおありらしい。「まだ生きるよ、死んだらこんどは、神様になって弗(ドル)のおサイ銭を取ってやる」
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゴルゴンの鬼面(きめん)これを飾る。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
彼の最前の名乗りは、あながち鬼面(きめん)人を脅(おど)すものではなかった。玄徳は正直に、彼の人物に尊敬を払った。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おん身の内心には、人もなげなる覇道(はどう)の遂行を思いながら、行うことといったら、かくの如き小心翼々たるものだ。小心にして鬼面(きめん)人をおどすもの、これを、匹夫という。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)