“髫”の読み方と例文
読み方割合
うない100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十九か、二十歳はたちか、せいぜいそんな年頃の若党である。腕をまくって、右の肩をすこしげ、左の手に、泣いているうないがみの童子を抱きよせていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見ると、自身で作った三体の土の御像をそこにすえたまま、あのうないがみの童子は、合掌がっしょうしたまま、さっきと寸分もたがわぬ姿をそこにじっとさせていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)