“骨牌(ガルタ)” の例文
古来難解の句と称されているが、この句のイメージが表象している出所は、明らかに大阪のいろは骨牌(ガルタ)であると思う。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
おそらく蕪村が幼時に記憶したイロハ骨牌(ガルタ)か何かの文句を、追懐の聯想(れんそう)に浮(うか)べたもので、彼の他の春の句に多く見る俳句と同じく、幼時への侘(わび)しい思慕を、恋のイメージに融(と)かしたものに相違ない。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)