騷然さわが)” の例文
新字:騒然
こゝの女中が持つて來た宿帳の中には吾儕が知つて居る畫家ゑかきの名もあつたので、雜談は復たそれから始まつた。晝の間寂しかつた溪流の音は騷然さわがしく變つて來た。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)