あき)” の例文
絶交してもあきたらぬように思われるが、翌日甲乙が互いに話し合うところを見ると、前夜用いた罵詈ばりげんは、いずれにあったかを解するに苦しむことがある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
すなわち新聞雑誌に掲げられる月旦げったんとか人物評論とかあるいはいわゆる三面記事を見ると、ぼうはかくのごときことをなし、国賊であるとか、その肉をくらってもあきたらぬとか
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)