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饗応
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ちそう
ふりがな文庫
“
饗応
(
ちそう
)” の例文
旧字:
饗應
監物の一行はその夜
戸波
(
へは
)
の村役人の家へ一泊した。村役人の表座敷には遅くまで灯が灯って、監物一行が酒の
饗応
(
ちそう
)
になっていた。
不動像の行方
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
八郎は家臣に伴れられて母屋へ引返し、其処で酒の
饗応
(
ちそう
)
になって再び離屋へ送られた。離屋では病人が短檠の灯に照らされて寂莫としていた。
人面瘡物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
朝飯の
饗応
(
ちそう
)
になって一休みした八郎が出発しようとすると、病人は家来の一人に唐渡の香箱と硯を持って来さして、それを八郎の前へ出した。
人面瘡物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
公園の附近に網を張って
壮
(
わか
)
い女を
覘
(
ねら
)
っているこの悪漢は、今晩誘拐して来た女を、清水屋という怪しい家へ渡すことにしてそこで酒の
饗応
(
ちそう
)
になって帰って来たところであった。
女の首
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“饗応”の意味
《名詞》
酒食などを提供してもてなすこと。
(出典:Wiktionary)
饗
漢検準1級
部首:⾷
22画
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“饗応”で始まる語句
饗応役
饗応奉行
饗応振