餞別はなむ)” の例文
いよいよ帰る日となると、朝廷からはおびただしい金帛きんぱくが贈られ、孔明以下、文武百官もみな錦や金銀を餞別はなむけた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、叫びながら、なにか、歌反古の一つでも、餞別はなむけしたいものと、つい、馬について、数十歩、あるいた。
と、餞別はなむけした。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)