飄々ひょう/\)” の例文
己はその時、自分の眼は本の上へ落ちて居ながら、自分の魂は風をはらんだの如く、奏楽がもたらす快感にふくれ上って飄々ひょう/\と虚空に舞い上りつゝあるのを発見した。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)