頭髷たぶさ)” の例文
夜なかに不意に行燈が消えて、そのおかみさんが何者にか頭髷たぶさをつかんで、蒲団の外へぐいぐい引き摺り出されたというのであった。しかも別に紛失物はなかった。
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)