頃刻ときのま)” の例文
扯きつ、登りつ、頃刻ときのまに氈の大さ一畝許、人を容るゝこと数百人なり。その人々、短刀をぬきかざして不意に出で、数里を劫掠し去りけりとなむ語り伝へたるとや。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)