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面羞
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おもはゆ
ふりがな文庫
“
面羞
(
おもはゆ
)” の例文
お梅は芝居の大詰めを見るやうに、祖母一家の結着に好奇心を寄せてゐたが、
比方
(
こちら
)
から樣子を見に行くのは
面羞
(
おもはゆ
)
かつた。
孫だち
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
背広服をきているのは私共の他に多くは見掛けなかったので、いくらか
面羞
(
おもはゆ
)
い心持であったが、柏は一向平気で、四辺を見廻しながら、チビリチビリ葡萄酒をやっていた。
日蔭の街
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
何を
咄
(
はな
)
したか忘れてしまったが、今でも頭脳に固く印しているのは、その時卓子の上に
読半
(
よみさ
)
しの書籍が開いたまま置かれてあったのを何であると
訊
(
き
)
くと、二葉亭は極めて
面羞
(
おもはゆ
)
げな顔をして
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
得意のような
面羞
(
おもはゆ
)
いようなものを感じながら圓朝は、丁寧に頭を下げた。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
と、
面羞
(
おもはゆ
)
い言葉を支店長の耳に囁くと
深夜の市長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
女はなおも
面羞
(
おもはゆ
)
そうな様子をしながら
霜凍る宵
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
羞
常用漢字
中学
部首:⽺
11画
“面羞”で始まる語句
面羞気