靜寂しゞま)” の例文
新字:静寂
山の湖のやうな、しかし底になにか無氣味なものを孕んでゐる靜寂しゞまのなかで、寢るまへの二三時間古賀は自分の考へをまとめようと努力しはじめた。——
盲目 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)