トップ
>
震雷
>
しんらい
ふりがな文庫
“
震雷
(
しんらい
)” の例文
大塔ノ宮の名は、敵にも味方にも、なにか
雲表
(
うんぴょう
)
の
震雷
(
しんらい
)
みたいな畏怖と神秘感をもたれ、そのうごきには関東方など、神経質にまでなっている。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
公宗と両探題は、息もつまる思いでヒレ伏しているうちに、一
喝
(
かつ
)
、
震雷
(
しんらい
)
のようなお声が
梁
(
うつばり
)
から頭上へ落ちて来たかと思った。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
北雲の天は、相かわらず
晦
(
くら
)
い。
袁紹
(
えんしょう
)
は死し、
曹操
(
そうそう
)
の威は
震雷
(
しんらい
)
している。——が、果たして、旧土の亡民は、心からその威に服しているかどうか。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
震
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
雷
常用漢字
中学
部首:⾬
13画
“震雷”で始まる語句
震雷験器