雷声かみなりごえ)” の例文
性、気みじかで、すぐ雷声かみなりごえを出すところから霹靂火のあだ名があり、ひとたび狼牙棒ろうがぼうとよぶ仙人掌さぼてんのような針を植えた四尺の棒を打てば万夫不当ながいがあった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はぜるような雷声かみなりごえが、主水之介の頭上へ落ちかかりました。
その名のとおりの、雷声かみなりごえでどなった。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
その雷声かみなりごえが、武蔵の頭のしんに今もどこかにみこんでいるらしいのである。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
川口の雷声かみなりごえ
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)