零点れいてん)” の例文
人々はかたずをのんで、的の下のごうからの合い図を待ちました。赤い旗が出て上下にれば十点、黒い円形の弾痕指示器だんこんしじきが出て左右にれば零点れいてんなのです。
国際射的大競技 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
……やって行かなかったら、まず、零点れいてんだな。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
「しかし零点れいてんがついたらどうする?」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ついで第二番、第三番と進みましたが、いずれも零点れいてんばかり、最後にM大尉エムたいいの番になりました。ああ。見ていた日本士官たちの心はどんなだったでしょう。
国際射的大競技 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
その結果二十点を取ったものはドイツ人とフランス人が一人ひとりずつで、スペイン人が零点れいてん。あとは十点ずつでした。もしM大尉があてれば、三人の決選になります。
国際射的大競技 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)