“陣貝”の読み方と例文
読み方割合
じんがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう気がついて、やぐら柱にかけてあった陣貝じんがいひもをはずし、金嵌きんかん法螺貝ほらがいにくちびるをあてて、いきのあるかぎりいてみる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陣貝じんがいの声のつよさや雲の峯 十丈
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
絶望的ぜつぼうてきな声と一しょに、思わず陣貝じんがいをとり落とすと、井楼せいろうやぐらの下の岩へ、貝はみじんとなってくだけた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)