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阿父
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おとっさん
ふりがな文庫
“
阿父
(
おとっさん
)” の例文
「なに好いよ。
阿父
(
おとっさん
)
が手紙で聞き合せるから——悲しがる事はない。叱ったんじゃない。——時に晩の御飯はあるかい」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
阿父
(
おとっさん
)
が
書家
(
しょか
)
樵石
(
しょうせき
)
先生だけに、土肥君も子供の時から
手跡
(
しゅせき
)
見事に、よく学校の先生に
褒
(
ほ
)
められるのと、阿父が使いふるしの
払子
(
ほっす
)
の毛先を
剪
(
はさ
)
み切った様な大文字筆を持って居たのを
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「ハハハハくだらぬ事を気にしちゃいけない。春は気が
欝
(
ふさ
)
ぐものでね。今日なぞは
阿父
(
おとっさん
)
などにもよくない天気だ」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「それに御承知の通、
阿父
(
おとっさん
)
がいつぞやおっしゃった事もあるし。そうなれば
亡
(
な
)
くなった人も満足だろう」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“阿父”で始まる語句
阿父様
阿父樣