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闃寂
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ひつそり
ふりがな文庫
“
闃寂
(
ひつそり
)” の例文
道が段々山里の方へ入つて行くと、
四辺
(
あたり
)
が一層
闃寂
(
ひつそり
)
して来て、
石高
(
いしだか
)
な道を
挽
(
ひ
)
き悩んでゐる人間さへが
何
(
ど
)
んな心をもつてゐるか判らないやうに
怕
(
おそ
)
れられた。
或売笑婦の話
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼の屋敷は山寺のやうな大きな門構や黒い
塀
(
へい
)
やに取囲まれて、白壁の土蔵と並んで、都会風に建てられた二階家であつたが、門の扉がぴつたり
鎖
(
とざ
)
されて、内は
人気
(
ひとけ
)
もないやうに
闃寂
(
ひつそり
)
してゐた。
或売笑婦の話
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
闃
漢検1級
部首:⾨
17画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
“闃寂”で始まる語句
闃寂閑