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閻魔
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ゑんま
ふりがな文庫
“
閻魔
(
ゑんま
)” の例文
青黒いコメカミが激情のためらしく、ヒクヒク動きますが、閉ぢた唇は
醜
(
みにく
)
い
貝殼
(
かひがら
)
のやうに、頑固に引締つて
閻魔
(
ゑんま
)
の廳の
釘拔
(
くぎぬき
)
を借りて來ても開けられさうもありません。
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
併
(
しか
)
し天下の大盜と言はれたお狩場の四郎は此儘
老朽
(
おいくち
)
る氣は毛頭ない。生きてゐるうちに、恩は恩、
讐
(
あだ
)
は讐で返し、惡事の帳尻を合せて置かなければ
閻魔
(
ゑんま
)
の廳へ行つて申譯が相立たない。
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お蔭で、
閻魔
(
ゑんま
)
の廳で、餘計な舌を拔かれるぢやないか」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“閻魔”の意味
《固有名詞》
閻魔 (えんま)
(インド神話、ヒンズー教)ヤマ。地獄、冥界の王で死者の生前の罪を裁く。
(仏教)閻魔天。
《名詞》
閻魔 (えんま)
閻魔堂。閻魔詣で。
(比喩)借金取り。
(隠語)釘抜き。
借金がある人。
(出典:Wiktionary)
“閻魔”の解説
閻魔(えんま)は、仏教の地獄、冥界の主であり、冥界の王として死者の生前の罪を裁く神。閻王ともいう。インドにおける死者の主であるヤマが仏教に入ったものである。
(出典:Wikipedia)
閻
漢検1級
部首:⾨
16画
魔
常用漢字
中学
部首:⿁
21画
“閻魔”で始まる語句
閻魔様
閻魔堂
閻魔王
閻魔帳
閻魔面
閻魔樣
閻魔大王
閻魔堂橋
閻魔鳥
閻魔天像