“長谷久兵衛”の読み方と例文
読み方割合
はせきゅうべえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この地に長谷久兵衛はせきゅうべえという鬼代官がいる。名代なだいの農民いじめで、年貢不納のものは遠慮なく水牢に入れる。厳寒の節に水の中に立たせる。泣き叫ぶ声が通路まで聞えて、人の身の毛をよだてる。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)