“鑿入”の読み方と例文
読み方割合
さくにふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われ之をくむ。内界の紛擾せる時に、われは寧ろ外界の諸識別をとほざけて、暗黒と寂寞とを迎ふるの念あり。内界に鑿入さくにふする事深くして、外界の地層を没却するは自然なり。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
ほしいまゝに我が心胸に鑿入さくにふして、わが「意志」の命を仰がず。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)