金箔付きんぱくつき)” の例文
金箔付きんぱくつきの白浪なので、この辺のことは、くどく聞くまでもなく、四、五杯の盃をやりとりする雑談の間に察して
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もともと、かれは江戸で、お千絵様という女性を墨屋敷すみやしきの穴蔵部屋へ押し込めていた当時からして、金箔付きんぱくつきの隠密組のひとりという身柄みがらは、こっちも知っていたのに!
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)